2026年6月 ゲーミングPC市場の動向
国内最大級のゲーミングPC検索サイト『gg』は、2026年6月におけるゲーミングPC(BTO)の相場価格動向をまとめた月次レポートを公開しました。このレポートは、『gg』が提供する「ゲーミングPC相場チェックツール」のデータを基に、主要パーツであるGPUを基準とした性能帯別(エントリー、ミドル、ハイエンド)および搭載GPU別、搭載構成(GPU+CPU)別の価格動向を分析しています。

メモリ・ストレージ価格高騰がハイエンド帯に影響
2026年6月のゲーミングPC相場は、エントリークラスとミドルクラスが小幅な値動きにとどまる一方で、ハイエンドクラスでは相場の上昇が顕著でした。
この背景には、AIサーバーやデータセンター向け需要の拡大によるDRAMやNAND Flashといったメモリ・ストレージ関連部材の価格上昇が継続していることが挙げられます。これらの部材価格の高騰は、メモリ・SSD・VRAM容量が大きくなる高性能モデルほど影響を受けやすい傾向があります。6月のデータでは、RX 9070 XT、RTX 5080、RTX 5090を含むハイエンド帯で相場の切り上がりが確認されました。
一方で、20万円台から30万円台の主力帯では、相場の大きな変動は見られず、比較的安定した価格水準が維持されています。これは、各メーカーがメモリ構成の変更(2枚差しから1枚差しへ)やDDR4メモリの採用など、コスト抑制に向けた努力を行っているためと考えられます。
性能帯別の相場価格サマリー
エントリークラス
6月1日時点の相場価格は242,000円でしたが、6月30日時点では245,000円となり、3,000円(+1.2%)の上昇を記録しました。

主な搭載GPU:
ミドルクラス
6月1日時点の相場価格は335,000円、6月30日時点では337,000円となり、2,000円(+0.6%)の小幅な上昇でした。

主な搭載GPU:
ハイエンドクラス
6月1日時点の相場価格は560,000円でしたが、6月30日時点では590,000円となり、30,000円(+5.4%)の大幅な上昇が確認されました。

主な搭載GPU:
構成(GPU+CPU)別の価格変動詳細
『gg』内で最も検索されている人気構成TOP3の相場価格変動は以下の通りです。
| 順位 | 構成(GPU・CPU) | 月初相場 | 月末相場 | 変動幅 | 変動率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D | ¥475,000 | ¥515,000 | +¥40,000 | +8.4% |
| 2位 | RTX 5070 × Ryzen 7 7800X3D | ¥393,000 | ¥380,000 | -¥13,000 | -3.3% |
| 3位 | RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D | ¥420,000 | ¥515,000 | +¥95,000 | +22.6% |
「RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D」や「RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D」といったハイエンド構成で大きな値上がりが観測されました。これは、在庫状況や販売モデルの入れ替わり、およびメモリ・ストレージを含む部材コストの上昇が相場に影響した可能性が考えられます。
一方で、「RTX 5070 × Ryzen 7 7800X3D」は値下がりしており、すべての高性能構成が一律に上昇しているわけではありません。メーカーごとの在庫状況やセール対象モデルの有無によって、同じ性能帯でも価格の動きには差が生じています。
今後の見通しと購入検討のポイント
今後もメモリ・SSD関連の価格上昇が続く場合、BTOパソコンの販売価格にも段階的に反映される可能性があります。特にハイエンド構成の購入を検討する際は、GPUやCPUだけでなく、メモリ容量、SSD容量、および販売タイミングを含めて比較検討することが重要となるでしょう。
『gg』について
『gg』は「goodな選択を、すべてのgamerに。」をコンセプトに、2025年10月に誕生したゲーミングPC・BTOをメーカー横断で一括検索できるサイトです。価格、GPU、CPU、メモリ、ストレージなど細かな条件で絞り込み、最適な一台を効率的に探すことができます。
ゲーミングPCの価格は市場環境や在庫状況によって大きく変動するため、購入検討時には最新の相場を継続的に確認することが推奨されます。『gg』では、今後もゲーミングPC市場の動向を定期的に発信していく予定です。

