難燃性素材の「耐火ポーチ」が発売、内外部からの延焼リスクを低減

オズマ株式会社、難燃性素材の「耐火ポーチ」を発売

オズマ株式会社は、内側・外側からの炎が燃え広がりにくい難燃性素材を使用した耐火ポーチ「PH-FP01MSV/PH-FP01LSV」を発売しました。本製品は、火災時の炎から収納した貴重品を保護し、モバイルバッテリーなどのバッテリー内蔵機器からの発火時に延焼リスクを低減することを目的としています。
近年、モバイルバッテリーなどのバッテリー内蔵機器の利用機会が増加する一方で、持ち運びや保管時の安全性への意識が高まっています。本製品は、難燃性および耐水性のある素材を採用し、日常使いから旅行、出張など幅広いシーンでの使用を想定して開発されました。

難燃性素材で延焼リスクを低減する耐火ポーチ

製品の特徴

本製品は、多様なニーズに対応するため3種類のサイズで展開されています。

  • Sサイズ (カラビナ付き):H100×W150mm
    ワイヤレスイヤホンや電子タバコ、カード類などの貴重品に適したサイズです。1月下旬発売開始予定です。

    Sサイズ シルバーの画像 1月下旬発売

  • Mサイズ:H130×W200mm
    小型モバイルバッテリーやスマートフォン、パスポートなどの貴重品に適したサイズです。

    Mサイズの画像

  • Lサイズ:H200×W250mm
    ハンディファンやモバイルバッテリー、その他様々な貴重品の収納に適したサイズです。

    Lサイズの画像

ファスナー部分まで覆う構造により、収納物をしっかりと保護します。また、持ち運びやすく、防災用品の一つとしても活用が想定されています。

難燃性・耐水性テストを実施

本製品は、難燃性を示すアメリカの規格「UL94 VTM-0」と、日本国内基準「JIS L1091A-2法」で難燃性試験を実施しています。

燃え広がりにくい 耐火設計!

さらに、水に濡れても染み込みにくい素材と止水ファスナーを採用し、日本国内基準「JIS L1092法(高水圧法)」で耐水性試験を実施済みです。

水が入りにくい 耐水設計!

なお、難燃性・耐水性素材を使用していますが、不燃性・防水性を完全に保証するものではありません。

バッテリー内蔵機器を収納する際の注意点

モバイルバッテリーやハンディファンなどバッテリーが内蔵された機器を収納する際、本体が膨張、発熱、異臭などの異常が見られた場合は、直ちに使用を中止し、適切に処分することが推奨されます。処分方法については、居住地の自治体へ問い合わせが必要です。
万が一、本製品に収納した機器から発火した際には、水を張ったバケツへ投入するなど、速やかな消火が求められます。

機内持ち込み 持ち歩きに 延焼対策

本製品は燃えにくい素材・構造を採用していますが、状況(周辺環境、火災の規模、温度、持続時間)によっては内容物が破損する可能性があります。特に長時間の高温や直接の炎にさらされた場合、内部の温度が上昇し、内容物の変形・変色・燃焼が起こる場合があります。本製品は耐火性能と耐水性能に特化しており、完全な防炎性・防水性・防熱性・耐衝撃性を備えているものではなく、耐火金庫などの代替品にはなりません。重要な資産の保管には併用が推奨されます。

購入先

本製品は、以下のオンラインストアにて購入が可能です。

<Mサイズ PH-FP01MSV>

<Lサイズ PH-FP01LSV>

企業情報

オズマ株式会社は1997年に創業し、携帯電話用周辺機器の企画、開発、製造、販売、その他電子関連機器の販売を行っています。同社は、携帯電話の実用品パーツ、アクセサリー、一般電化製品の企画から製造、販売までを一貫して手掛け、「便利で安全・安心できる便利な商品」を提供することを目的としています。