リチウムイオン電池火災の増加に対応、SOUL POWERが960℃試験クリアの難燃ソフトポーチを発売

リチウムイオン電池火災の現状とリスク

東京消防庁のデータによると、リチウムイオン電池による火災は、気温が高い夏場だけでなく、秋から冬にかけても多発する傾向にあります。特に10月は夏場に次いで火災件数が多く、11月・12月も高い水準で推移しており、年末にかけて警戒が必要です。2026年は5月末時点で前年同期比1.5倍のペースで火災が急増しており、これからの秋冬シーズンに向けた対策が喫緊の課題となっています。リチウムイオン電池が発火した際の表面温度は700〜800℃程度に達するとされており、一般的な収納袋では炎の拡大を防ぐことは困難です。

製品開発の背景

SUPERPETER Technology Co., LTD.は、自社ブランド「SOUL POWER」において充電式エアブラシをはじめとするリチウムイオン電池搭載製品の企画・販売を手掛けています。近年のリチウムイオン電池による事故増加の状況を鑑み、お客様に製品を安全にご使用いただくための対策を模索した結果、今回の難燃ソフトポーチの開発・販売に至りました。

製品概要

本製品は、シリコンコーティングされたガラス繊維素材を五層構造で縫製した難燃ポーチです。国際的な第三者試験機関SGSによるグローワイヤ燃焼性試験(IEC 60695-2-11: 2021)において、検査可能な最高温度960℃での試験をクリアしています。

SOUL POWER Fire-Resistant Safety Bag

主な特長

優れた難燃性と耐熱性

国際的な第三者試験機関SGSによるグローワイヤ燃焼性試験(960℃・着火せず)をクリアしています。また、製造元独自の性能試験では、1000℃の高温炉(マッフル炉)で1時間の加熱処理に耐える実績を持つ高耐熱素材が採用されています。

SGS TEST REPORT

大容量モバイルバッテリーを用いた衝撃破壊(熱暴走)試験

ポーチ内に20,000mAhの大容量モバイルバッテリーを収納し、外部からの衝撃により意図的に破壊(熱暴走)させる実証試験が実施されました。その結果、激しい熱暴走が発生した際にも、ポーチ外への火炎の噴出や急激な燃え広がりが抑制されることが確認されています。

バッテリー破壊試験

五層構造

本製品は、外布(シリコン層+ガラス繊維)と内布(シリコン層+ガラス繊維+シリコン層)からなる五層構造で構成されており、高い難燃性と耐熱性を実現しています。

五層構造

高強度のワイヤー縫製糸

縫製用糸にワイヤーを使用することで、製品強度が向上しています。万が一内部でバッテリーが膨張した場合でも、縫い目から裂けたり破裂したりしにくい頑丈な設計です。

こだわりのサイズと安全仕様

他社製品を研究し、大きめサイズのモバイルバッテリーでもゆとりを持って収納できるよう設計されています。また、持ち運びの際にファスナーが意図せず開くことを防ぎ、充電時にケーブルの位置を固定できるように、ロック機能付きのファスナーが採用されており、細部の安全性と使いやすさに配慮されています。

サイズ比較

対象製品

モバイルバッテリー、スマートフォン、ラジコン用バッテリー、電動工具用バッテリーなど、リチウムイオン電池を搭載する製品全般に対応します。

リチウムイオン電池の熱暴走を抑制

販売情報

関連情報