MOOBOT、スマートアシストスーツケースの「3つのコア・テクノロジー」を公式発表

技術公開の背景

MOOBOTは、単にモーターを取り付けただけのスーツケースではなく、「ユーザーの無意識の操作意図を汲み取り、最適にアシストする」ことを目指し、ハードウェアとソフトウェアの両面から設計された「自律移動ロボット」として開発されました。

スマートスーツケースの内部構造

今回、その技術的優位性を公開することで、トラベルテック市場における新たな基準を提示する意向です。

Core Tech 1:意思を0.1秒先読みする「触覚センサーAI」

ハンドルの部分には、高感度センサーアレイが内蔵されています。このセンサーは、ユーザーがハンドルに加える「微細な力のベクトル(方向と強さ)」を1秒間に数百回の頻度でセンシングします。

独自開発のAIがセンサーからの情報を解析し、ユーザーが歩き出そうとする「0.1秒前の予備動作」を検知することで、引っ張られる感覚のない、自然な追従走行を実現しています。

タッチセンサー

Core Tech 2:EV技術を応用した「高密度バッテリーモジュール」

従来の電動スーツケースの常識を覆し、電気自動車(EV)向けに開発された高エネルギー密度リチウムイオンセルを採用することで、極限までの小型化に成功しています。

EVバッテリー

このバッテリーは、スーツケースの収納容量を圧迫しないコンパクト設計でありながら、最大積載時の登坂も可能な高トルク出力を実現しています。また、取り外すことで大容量モバイルバッテリーとして機能し、スマートフォンやPCの充電にも対応します。

MOOBOTチップが実装された回路基板のデジタルイメージ

Core Tech 3:完全静音「ダイレクトドライブ・インホイールモーター」

従来のギア駆動方式における課題であった「駆動音」と「摩擦抵抗」を解消するため、ホイール内部にモーターを直接内蔵するインホイールモーター技術を採用しています。

最新モデルでは、物理的接触のない「ブラシレスモーター(BLDC)」へ移行。これにより、摩擦ロスをゼロに抑え、図書館レベルの静粛性と、従来比約30%の省電力化を達成しました。

インホイールモーターの内部構造

今後の展望:R&Dへの継続投資

北島国際貿易株式会社は、これらのコア技術を基盤として、現在「第5世代(自律発電モデル)」の開発に着手していると述べています。「カバン屋」ではなく、「移動ロボットメーカー」として、人々の移動体験の変革を目指しています。

白と黒の電動アシストスーツケース「MOOBOT」

会社概要

  • 会社名: 北島国際貿易株式会社
  • 代表者: 代表取締役 藤原 拓雄
  • 所在地: 東京都豊島区巣鴨一丁目27番5号 KMビル3F
  • 事業内容: 海外製品の輸入販売、AI・IoT製品の企画開発、クラウドファンディング事業、EC事業
  • 公式Instagram: https://www.instagram.com/velojapan_official/