DEGIMA AI、AMD Radeon GPUを活用したクラウドサービスを開始
DEGIMA AIは2026年5月26日、AMD Radeon GPUを利用可能な世界初のクラウドサービスをリリースしました。このサービスは、AI開発環境へのアクセスを民主化し、次世代のAI技術者育成に貢献することを目指しています。

サービスリリースの背景とビジョン
DEGIMA AIのCEOである濱田 剛氏は、AI開発に必要な高性能GPUが高価である現状に触れ、AIが一部の専門家だけでなく、より多くの人々、特に次世代の学習者にとって手の届く存在となることの重要性を強調しています。同氏は、AIを「一度ばらして組み直して初めて、腹の底から理解できるもの」と表現し、ブラックボックスとしてではなく、分解・再構築を通じて自らの道具として扱える環境を提供したいとの考えを示しました。
また、AIエージェントによる作業がローカルPC上のファイルや開発環境に意図しない影響を及ぼすリスクが指摘される中、本サービスでは、AIによる作業をクラウド上の隔離された環境で実行できる設計を採用。これにより、利用者は安心して開発に取り組むことが可能です。
専門家からの評価
AMD本社フェローのDr. Takahiro Harada氏は、DEGIMA AIとAMDとの緊密な連携により、AMD Radeon GPUを手軽に使えるクラウドサービスが世界で初めて実現したことを高く評価しています。同氏は、この取り組みがAMDのエコシステムをさらに拡大することに期待を寄せています。
慶應義塾大学の泰岡 顕治教授は、濱田氏がAIの発展以前からGPUを活用したスーパーコンピュータの可能性に着目し、その開発に取り組んできた先駆者であると述べ、市場が十分に価値を見出していない計算資源を実用的な計算基盤へと転換する濱田氏の能力を評価しています。
東京科学大学の横田 理央教授(国産LLM「Swallow」共同開発者)も、AIの研究・開発において計算資源の選択肢が増えることの重要性を指摘し、これまで限られていたAMD GPUのクラウド上での利用機会が拡大することに期待を表明しました。
サービスの特徴
DEGIMA AIの調査によると、このサービスはAMD Radeon GPU(RX系を含む)を主対象とし、サインアップから起動・接続までをクラウド上で提供する公開サービスとして世界初となります。利用者は、高価なGPUを個別に購入することなく、必要に応じてクラウドからAMD Radeon GPUの計算能力を利用できるため、AIの研究開発や学習のハードルを低減できます。
当初は小規模なデータセンターから開始されますが、需要に応じて規模を拡大していく計画です。DEGIMA AIは、このサービスを通じて日本のAI分野の発展に貢献していく方針です。
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