メカニカルの革新
「Altar II」は、5mm未満の薄い筐体でフルメカニカルなタイピング体験を実現しています。スイッチは1.8mmのキーストロークで、正確かつ明瞭な打鍵感を提供します。加えて、ロジックボードとモノボディの間に配置されたダンピング膜と大型のエラストマー製フットパッドからなる二層構造の「Inertial Damper™」が、タイピングプラットフォーム全体を支持し、打鍵音と振動を抑制します。
これにより、ロープロファイルキーボードのカテゴリーを再定義するデバイスが誕生しました。全高が低いため、従来モデルと比較して手首の反りを抑えられ、パームレストなしでの使用が可能になります。
EMO創業者兼CEOのアンドリュー・エマーソン氏は、「バッテリー、スピーカー、ハプティックモーター、着脱式ダイヤルをこの薄さの筐体に収めるため、内部アーキテクチャ全体をゼロから再構築する必要がありました」と述べています。

Altar IIの主な特長
「Altar II」は、ユーザーとコンピューターとの関わり方を広げる多様な機能を搭載しています。
- M-Dial™: マグネットで着脱可能なロータリーダイヤルで、押し込み操作に対応します。音量やメディア再生のコントロールが可能で、回転に合わせたリアルタイムのハプティックフィードバックがクリック感を再現します。標準タイプとロープロファイルの2種類が同梱され、追加の形状・サイズは別売で展開が予定されています。
- ハプティックフィードバック: 高精度リニア共振アクチュエータ「Harmonic Synthesiser™」により、システム通知や接続切り替え、充電といったキーボードの状態変化を触覚フィードバックで伝えます。
- 内蔵スピーカー: 起動音や充電チャイム、接続確認音など、洗練されたオーディオキューを再生します。
- NiteLite™バックライト: 長波長の赤色LEDを採用し、暗順応を妨げにくく、目の負担を抑えるよう設計されています。内蔵の環境光センサーが明るさを自動調整し、バッテリー消費を抑制します。
- ESPtype™キー形状システム: EMO独自のキー形状システムで、キーボードの領域ごとに異なるキープロファイルを使い分けることで、タッチタイピングの効率を高めます。コンパクトなレイアウトながら、ファンクション列とフルサイズの矢印キーを備え、省スペース設計を実現しています。
- 急速充電: 標準のUSB-Cポートを使用し、2分間の充電で最大2日間使用できると推定されています。

Macユーザーのための設計
「Altar II」は「Macキーボードの決定版」として設計されました。WindowsおよびLinuxデバイスにも対応していますが、MacユーザーにとってはCommand、Option、Control、Functionの各キーが期待される位置に配置されています。
Swiftで開発されたmacOSネイティブのコンパニオンアプリ「Sanctuary™」を使用することで、キーマッピング、ハプティクス、バックライト、サウンド音量のカスタマイズや、アプリごとのショートカット作成が可能になります。

サステナビリティへの配慮
「Altar II」は、長期的な使用を前提に設計され、環境への影響を考慮して素材が選定されています。キーキャップには、再生プラスチックを50%以上含む「REGEN™ポリマー」を採用。筐体は、リサイクル可能なアルミニウム無垢材から削り出されています。
パッケージは完全プラスチックフリーで、紙製のカートンと包装材、生分解性のサトウキビパルプを成形したクラムシェルケースで構成されています。
価格と発売時期
「Altar II」の予約は、公式サイト(https://electronicmaterialsoffice.com)にて受付中です。予約金は1米ドル(全額返金可能)で、予約者はKickstarter公開時に予約者限定価格の249米ドルで「Altar II」を購入できます。予約受付はKickstarterキャンペーンの開始をもって終了します。
Kickstarterでのキャンペーン公開は2026年11月10日を予定しており、最初の48時間はアーリーバード価格279米ドル、以降のキャンペーン価格は299米ドルとなります。一般販売価格は349米ドルが予定されています。Kickstarterのリワード配送は、2027年初夏を予定しています。
Electronic Materials Office®について
Electronic Materials Office®は、英国ロンドンを拠点とするコンシューマーハードウェア企業です。2022年に創業し、細部まで丁寧にデザインされ、長く使い続けられる電子機器の製造・販売を行っています。デビュープロダクトのキーボード「Altar I」は初回生産分を完売し、Red Dot Design Awardを受賞しました。同社は、デザインを重視するプロフェッショナルのための「未来のオフィス」を創造するというビジョンを掲げています。

