主な特長
1. デュアルSIMによる安定した通信
「KBX-P51」は、デュアルSIMによるLTE接続とWi-Fi接続に対応し、最大3つの通信回線を利用可能です。通信状態が不安定になった際には、圏外になる前に良好な回線に自動で切り替わるため、ユーザーは操作不要で安定かつ快適な通信を利用できます。
2. IP無線アプリ「Buddycom」を搭載
本機は、IP無線アプリにおいて5年連続国内シェアNo.1※1の「Buddycom」を搭載した初のIP無線機です。これにより、屋外の工事・作業現場ではIP無線機を、オフィスではスマートフォンやタブレットで「Buddycom」を使用するなど、利用環境に応じたデバイスの使い分けが可能となり、広域での一斉相互通話を実現します。
※1:デロイト トーマツ ミック経済研究所「デスクレス SaaS 市場の実態と展望 2025 年度版」 音声(映像)コミュニケーションツール出荷金額(ノンデスクワーカー向け)
3. 通話音声の27言語自動翻訳に対応(オプション)
トランシーバー翻訳(オプション)により、通話音声を27言語に自動翻訳できます。相手の発話後に翻訳音声がタイムリーに再生されるほか、翻訳した言語のテキスト化(オプション。発売時18言語、今夏ファームウェアアップデートにより27言語対応予定)にも対応し、言語の異なるスタッフ間での迅速かつ正確なコミュニケーションを支援します。
4. 録音・再生機能により音声データを最大約1カ月保存・再生、テキスト化にも対応(オプション)
通話の録音・再生機能により、全ての送受信音声が自動で録音され、サーバーに最大約1カ月(744時間)保存されます。さらに、通話音声のテキスト化(オプション)にも対応し、テキストデータとして記録可能です。これらのデータは、IP無線機、スマートフォン/タブレット、およびPCの管理者用Webコンソールの通話履歴画面から再生・確認ができ、聞き逃し防止や通話グループ内での共有に役立ちます。
5. 過酷な環境に耐える高い堅牢性
防塵・防水性能(IP68※3/IP67/IP55/IP54)を備え、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)の衝撃、振動、高温、低温など11項目に適合した高い堅牢性を実現しています。これにより、工事現場や警備など屋外の過酷な環境下でも対応可能です。

※3:JIS防塵保護等級6級・防水保護等級8級(IP68)準拠。
6. 騒音下でも聞き取りやすいクリアな音質
長年にわたり培われたKENWOOD独自の音づくりのノウハウにより、音圧と明瞭度にこだわり、大音量でも音割れしにくいクリアな音質を実現しています。工事現場や混雑したイベント会場など、騒音のある環境下でも音声をしっかり聞き取ることができます。
7. その他の特長
- 同時通話・割り込み通話
- 「セカンドPTT機能」:2つのチャンネルの送受信が可能で、1台で2台分の運用を実現します。
- 「バイブレーション機能」:着信を振動で伝えます。
- 「テキストメッセージ送受信機能」:あらかじめ設定した定型文のやり取りが可能です。
- 「プレゼンス機能」:グループ内のメンバーのステータスを表示します。
- 「動態管理機能」(オプション):PCの管理者用WebコンソールでIP無線機の位置情報を表示します。
- 「自己診断機能」:機器の状態を自動で点検し、異常を検知・通知します。
今夏ファームウェアアップデートにより対応予定の機能
- 「エマージェンシー機能」:緊急事態の際に、ワンボタンで仲間に通知することが可能です。
- 「マンダウン機能」:IP無線機が自動的に異常を検知して発報する機能を装備します。
- 「ローンワーカー機能」:一人作業者の安全を見守り、異常時に自動で通知します。
- Bluetooth®対応
- 緊急速報の受信
※本機の使用には、別売りオプションのリチウムイオンバッテリー「KNB-88L」の購入が必要です。
市場背景と今後の展開
近年、日本では少子高齢化に伴う労働力不足を背景に、業務効率化や外国人雇用の拡大が進んでいます。このような状況において、迅速かつ簡単に一斉通話ができる無線機は、顧客対応や現場作業を支える重要なツールとなっています。従来の業務用無線に加え、広域連携や遠隔地とのリアルタイムな情報共有ニーズの高まりから、LTEやWi-Fiを活用し全国規模で通信できるIP無線の需要が拡大しています。
JVCケンウッドは、「KBX-P51」を、空港・鉄道などの公共インフラ、土木・建設、運輸に携わる企業・団体、および自治体や省庁など、現場業務を伴う分野に向けて展開します。免許不要で全国規模の一斉音声コミュニケーションを実現し、多様な機能により業務効率化を支援するIP無線機として市場に提案していく方針です。
株式会社サイエンスアーツとの協業について
株式会社サイエンスアーツは、ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を開発・販売しており、IP無線アプリで5年連続国内シェアNo.1を獲得しています。同社とJVCケンウッドはIP無線領域において資本業務提携契約を締結しており、今回発表されたIP無線機「KBX-P51」は両社による初の共同開発商品として、サイエンスアーツは通信サーバーの開発などを担当しています。両社は今後、国内市場に加え、北米を中心とするグローバル市場に向けた事業展開において協業を継続します。
展示会情報
IP無線機「KBX-P51」のプロトタイプは、2026年5月13日(水)から15日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「自治体・公共Week2026 地域防災EXPO」のJVCケンウッドブース(西2ホール「地域防災EXPO」内 G11-53)にて展示されます。
JVCケンウッド ニュースリリース:「自治体・公共Week2026 地域防災EXPO」に出展
商標について
- 「Buddycom」「バディコム」およびロゴマークは株式会社サイエンスアーツの商標または登録商標です。
- Bluetooth®のワードマークおよびロゴは登録商標であり、Bluetooth SIG, Inc.が所有権を有します。株式会社JVCケンウッドは使用許諾の下でこれらのマークおよびロゴを使用しています。
- USB-C™及び USB TYPE-C™は USB Implementers Forum, Inc.の商標または登録商標です。
- その他記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
本資料の内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
JVCケンウッドウェブサイト:www.jvckenwood.com

