Timekettle、AIスマートグラス「RayNeo iO」向けに最適化された翻訳技術を提供開始

AIデバイスの普及と翻訳機能の進化

スマートグラスなどのAIデバイスの普及に伴い、翻訳機能は専用機だけでなく、日常的に身につける端末に標準機能として組み込まれる傾向が見られます。会話の速度に追従する翻訳を実現するには、音声認識から意味理解、翻訳処理、リアルタイム通信までを一貫して扱う技術基盤が不可欠です。Timekettleは、自社の翻訳デバイス開発で蓄積した技術を他社ハードウェアに提供可能な形で整備しており、今回のRayNeo iOへの提供はその一例です。

RayNeo iO向けに最適化されたBabel OS 3.0の機能

今回RayNeo iOに搭載されたBabel OS 3.0は、同製品向けに最適化されており、55言語・109アクセントのリアルタイム字幕翻訳に対応します。翻訳結果はスマートグラスのディスプレイに字幕として表示されるため、ユーザーはスマートフォンや別の翻訳端末を操作することなく、相手と向き合ったまま会話を継続できます。

スマートグラスでのリアルタイム翻訳

Babel OS 3.0は、Timekettleが独自開発したAI翻訳プラットフォームであり、音声認識、意味理解、翻訳処理、言語生成、リアルタイム通信を一貫して処理します。単語単位の逐語的な変換ではなく、AIによる文脈理解を通じて、会話として自然な訳文を生成することを目指して設計されています。

自社製品開発から技術提供へ事業を拡大

Timekettleは2016年の設立以来、AI通訳イヤホン「Wシリーズ」や多人数のビジネス会議向け通訳ハブ「Xシリーズ」など、自社の翻訳デバイスを通じてAI翻訳技術の開発を続けてきました。Babel OSは、この過程で培われた技術を自社ブランド製品の枠を超えて提供できるよう整備されたプラットフォームです。これにより、ハードウェアメーカーは翻訳機能の組み込みに際し、自社の製品設計や使い勝手の作り込みに注力できます。RayNeo iOにおいても、RayNeoがスマートグラスとしての製品仕様を設計し、Timekettleが翻訳技術を提供する形が取られています。

Timekettle創業者兼CEOのLeal Tian氏は、「今回のRayNeo iOへの搭載は、Babel OSが翻訳専用機とは異なる形態の端末にも組み込めることを示すものです。多言語コミュニケーションを、次世代のAIハードウェアが標準で備える機能にしていきたいと考えています」と述べています。

RayNeo iO スマートグラスデザイン

RayNeo iOについて

RayNeo iOは、RayNeoが2026年8月21日に発表したAIスマートグラスです。日本での発売は2026年9月4日を予定しており、詳細な仕様は同日からドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2026」で公開される見込みです。

Timekettleについて

Timekettleは、「言葉の壁を取り除き、コミュニケーションを自由に」というビジョンのもと、AI通訳イヤホンおよび多言語コミュニケーションデバイスの研究開発に取り組むグローバルブランドです。AI通訳イヤホン「Wシリーズ」、多人数のビジネス会議向け通訳ハブ「Xシリーズ」、手持ち型翻訳機など幅広い製品ラインを展開し、世界で200万人以上のユーザーに利用されています。近年は、自社製品の開発に加え、AI翻訳プラットフォーム「Babel OS」をスマートデバイスメーカーに提供する技術提供事業も展開しています。

Timekettle公式サイト:
https://jp.store.timekettle.co/